DNSレコードってなんだ?
★更新:
「スタードメイン管理のトップ」>「ネームサーバの確認・変更」>「お手軽設定」>「ミニバード」を選んだ場合、DNSレコードは自動的に設定されるので、特に何かする必要はありません。このページは、とりあえず調べたことをメモっているページです。
ですので、「お手軽設定」>「ミニバード」を選んだ場合は、
ここをすっ飛ばして、「6.旧サービスの解約」へ行ってOKです。
「DNSレコード」とは
DNS(ドメインネームシステム)は、「ドメイン名(人間用)」と「IPアドレス(コンピュータ用)」をセットにする(コンピュータに同じだと認識してもらう)仕組みです。
詳しくは「4.まずドメイン移管→そうだったのか! ドメイン名 = IPアドレス」で。
「DNSレコード」とは、その内容っていうか記述の仕方です。
例えば、「ドメイン名 = IPアドレス」とするいちばん基本的なDNSレコードなら、
「apple.com. A 17.149.160.49」という書き方をします。
この真ん中にある「A」は、DNSレコードの種類で「Aレコード」という意味です。
「DNSレコード」にはいくつかの種類があり、それぞれ役割があります。
「DNSレコード」の種類
「DNSレコード」には、「A(AAAA)」「CNAME」「MX」「NS」「TXT」「PTR」などの種類があり、 スタードメインではこのうちA、AAAA、CNAME、TXT、MXが編集できるそうです。
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Aレコード(エーレコード。AはAddressの頭文字)
「このドメイン名はこのIPアドレスだよ」と教えてあげる基本の書き方。
(例) apple.com. A 17.149.160.49 -
AAAAレコード(クワッドエーレコード)
IPv6アドレス用のAレコード。(AレコードはIPv4アドレス(従来のIPアドレス)用)
IPv4(32ビット)では足りなくなるってんで128ビットにアドレス空間を広た次世代のIPがIPv6。 -
CNAMEレコード(シーネームレコード。Canonical NAMEの略)
CNAMEは「エイリアス(alias=通称、別名)」とも呼ばれるんだそうです。
「このドメイン名とこのドメイン名は同じだよ」と教えてあげる書き方。
(例) www.apple.com. CNAME apple.com. -
MXレコード(エムエックスレコード。Mail eXchangeの略)
メール用。メールサーバが複数あるなら優先度を設定。(メール紛失を防げるそうです)
「このメルアド(「@」より後を書く)のサーバはコレだよ」と教えてあげる書き方。
(例) apple.com. MX(10) mail.apple.com.
(MX後のかっこ内が優先度↑ 20、30と増えるほど優先度が下がる)
(注意:「MXレコード」は「Aレコード」とセットで設定。単独ではNGだって) -
NSレコード(エヌエスレコード。Name Serverの略)
他のネームサーバを指定して対応をゆだねるそうです。サブドメインの問合せ用だとか。
「このドメインのことはこっちで聞いてね」と丸投げする書き方。
(例) apple.com. NS ns.apple.com. -
TXTレコード(テキストレコード。Textの略)
SPFレコード(Sender Policy Framework)とかSenderIDとも呼ばれ「なりすましメール」を防ぐのに使われるのだそうです。知識が無いと書けないので、初心者には敷居が高いです。
「IN TXT」でTXTレコード宣言をして “” 内にサーバ情報などを書くんだって。
(例) IN TXT “v=spf1 a:example.com ~all” -
PTRレコード(ピーティーアールレコード。PoinTeRの略)
Aとは逆に「このIPアドレスはこのドメイン」と教えてあげるのですが、Aレコードとは全然別モノで、IPアドレスの割り振りの仕組みを理解していないと書けないそうです。触らぬ神に祟りなし。
(例) aaa.bbb.ccc.ddd.in-addr.arpa. 86400 IN PTR ns.example.com.
あと、DNSレコードがらみで「TTL設定」。
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TTL(ティーティーエル。Time To Liveの略)
よそから問い合わされたDNS情報を保存させる時間。たいがいは86400秒=1日に設定するそうです。
初心者にはかなり難しい内容ですが、上の情報から学んだことは、
1.まず基本の「Aレコード」は書くぞ。
2.「CNAMEレコード」は、wwwの有り無しで同じと認識させるために重宝しそう。
3.メールサーバ用の「MXレコード」と「Aレコード」はセットで書く。
こんなかんじかな。